ウェディングブーケをドライフラワーで
結婚式という人生の大切な日に持つブーケ。近年、ドライフラワーやプリザーブドフラワーで作るウェディングブーケが大きな注目を集めています。その理由は、式の後も長く美しい形で保存できること、そしてナチュラルで洗練された雰囲気が、現代のウェディングスタイルにぴったりと合うこと。この記事では、ドライフラワーウェディングブーケの魅力から、花材の選び方、デザインのポイント、そして式後の保存方法まで、詳しくご紹介します。
ドライフラワーブーケが選ばれる理由
従来の生花ブーケに代わって、ドライフラワーブーケを選ぶカップルが増えている背景には、いくつかの明確な利点があります。
式後も長く飾れる
生花のブーケは結婚式が終わると数日で枯れてしまいますが、ドライフラワーのブーケはそのままインテリアとして飾り続けることができます。結婚式の思い出を毎日目にすることができるのは、ドライフラワーブーケならではの魅力です。適切に管理すれば数年間は美しい状態を保つことができます。
事前に準備できる
生花のブーケは式の直前に制作する必要がありますが、ドライフラワーブーケは数週間前から余裕を持って準備できます。手作りしたい花嫁にとって、時間をかけて納得のいくブーケを作れることは大きなメリットです。
ナチュラルな雰囲気
ドライフラワーの落ち着いた色合いとアンティークな風合いは、ガーデンウェディングやラスティックスタイルの結婚式に完璧にマッチします。くすみカラーやニュアンスカラーのブーケは、写真映えも抜群です。
季節を選ばない
生花では入手困難な季節外れの花材も、ドライフラワーなら一年中使用できます。好きな花を季節に関係なくブーケに取り入れられるのは、ドライフラワーの大きなアドバンテージです。
ウェディングブーケに適した花材
ウェディングブーケに使うドライフラワーは、見た目の美しさはもちろん、耐久性や扱いやすさも考慮して選ぶ必要があります。
メインフラワー
- バラ:ウェディングブーケの定番。ドライローズは自然な褪色が美しく、アンティークな雰囲気を演出します。シリカゲル乾燥したものは特に色が鮮やかです。
- アジサイ:ボリュームがあり、ブーケに豊かさを与えます。白やピンク、ブルー系の色が人気です。
- ラナンキュラス:幾重にも重なる花びらが豪華な印象。ドライにしても花びらの層が美しく残ります。
- プロテア:大輪のエキゾチックな花。ボヘミアンスタイルのウェディングに人気です。
サブフラワーとグリーン
- かすみ草:繊細な白い花がブーケにエアリーな雰囲気を加えます。単体でブーケにしても素敵です。
- ユーカリ:銀緑色の葉がブーケにナチュラルな動きを与えます。垂れ下がるシルエットが美しいです。
- スターチス:色褪せしにくく、ブーケの彩りとして重宝します。
- パンパスグラス:ふわふわとした穂が、トレンド感のあるブーケを演出します。
- ラベンダー:香りも楽しめる花材。プロヴァンス風のウェディングにぴったりです。
ブーケのデザインスタイル
ウェディングブーケにはさまざまなデザインスタイルがあります。ドレスや式のテーマに合わせて選びましょう。
ラウンドブーケ
半球形の丸いシルエットが特徴の最もクラシックなスタイル。バラやアジサイをメインに、きれいな丸い形に整えます。ドライフラワーでは生花ほど完璧な球形にはなりませんが、それが逆にナチュラルな魅力となります。
クラッチブーケ
花をそのまま束ねて持つスタイル。ドライフラワーのクラッチブーケは、ナチュラルウェディングに最も人気のあるスタイルです。茎を見せてリボンで結ぶだけのシンプルさが、花材の美しさを引き立てます。
カスケードブーケ
花が滝のように流れ落ちるデザイン。ユーカリやアイビーなどの垂れ下がるグリーンを使って、エレガントなシルエットを作ります。ドライフラワーの場合、パンパスグラスやスモークツリーを使うと自然な流れが生まれます。
スワッグスタイル
花束を逆さにしたようなスタイル。結婚式の後はそのまま壁に掛けてインテリアにできるため、実用性も高いデザインです。
手作りウェディングブーケの作り方
自分でウェディングブーケを作りたい方のために、基本的な手順をご紹介します。クラッチブーケスタイルを例に説明します。
- 花材を準備する:メインの花3種類程度、グリーン2種類、小花1種類を用意。茎を20センチから25センチに揃えてカットします。
- 中心の花を決める:最も大きな花や印象的な花を中心に据え、利き手と反対の手で持ちます。
- 螺旋に束ねる:中心の花の周りに、一方向に回転させながら花材を加えていきます。この「スパイラルテクニック」がブーケの形を安定させる鍵です。
- グリーンで囲む:外側にユーカリなどのグリーンを配置し、全体を優しく包み込みます。
- 固定する:束ねた位置をフローラルテープで仮止めし、その上からリボンやレースを巻いて仕上げます。
- 茎をカットする:全体のバランスを見て、茎の長さを最終調整し、切り口を揃えます。
式後のブーケの保存方法
ドライフラワーブーケの最大の利点は、式後も保存できることです。より長く美しい状態を保つためのポイントをお伝えします。
- 直射日光の当たらない場所に飾る
- 湿度の低い場所を選ぶ(除湿剤を近くに置く)
- ヘアスプレーやドライフラワー用コーティングスプレーで花びらを保護する
- ガラスのケースやドームに入れるとホコリからも守れる
- 数年経って色褪せてきたら、アンティーク調のインテリアとしてそのまま楽しむ
まとめ
ドライフラワーのウェディングブーケは、結婚式という特別な日の思い出を長く手元に残せる素敵なアイテムです。ナチュラルでありながらも洗練された雰囲気は、現代のウェディングスタイルにぴったりと寄り添います。手作りに挑戦することで、より一層思い出深いブーケになるでしょう。大切な日のために、自分だけのオリジナルブーケを作ってみてはいかがでしょうか。
ウェディングブーケの歴史やスタイルについて詳しく知りたい方は、ウィキペディアのブーケの記事もご覧ください。