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プリザーブドローズの選び方とお手入れ

2019年2月20日 | クリーンアート編集部
美しいプリザーブドローズのコレクション

プリザーブドフラワーの中でも、特に人気の高いプリザーブドローズ。生花のような柔らかさと鮮やかな色合いを長期間保つことができるプリザーブドローズは、ギフトやインテリア、ウェディングなど幅広い場面で活躍します。しかし、品質にはかなりの差があり、適切な選び方を知らないと、思ったような仕上がりにならないこともあります。この記事では、プリザーブドローズの選び方のポイントと、長く美しさを保つためのお手入れ方法を詳しくご紹介します。

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーは、生花を特殊な保存液に浸して水分を置換することで、花の柔らかさと形状を長期間保つ加工技術です。フランスのヴェルモント社が1991年に「長寿命の切花製造技術」として特許を取得したのが始まりとされています。日本では2000年代初頭から急速に普及し、現在ではフラワーアレンジメントの主要な素材のひとつとなっています。

通常のドライフラワーとの最大の違いは、花びらの柔軟性と色の鮮やかさです。ドライフラワーがカサカサとした質感になるのに対し、プリザーブドフラワーは生花に近いしっとりとした質感を保ちます。適切に管理すれば、2年から5年ほど美しい状態を楽しむことができます。

プリザーブドローズの品質を見極める

市場には様々なグレードのプリザーブドローズが流通しています。品質の良いものを選ぶためのチェックポイントを押さえておきましょう。

花びらの状態を確認する

高品質なプリザーブドローズは、花びらがしっとりとして弾力があります。触ったときにパリパリしたり、ひび割れが見られるものは品質が低いか、保管状態が悪い可能性があります。花びらの端が内側に巻いているものや、全体に均一な色味が出ているものが良質です。

色ムラの有無

着色が均一であることは品質の重要な指標です。特に淡い色のローズでは色ムラが目立ちやすいため、注意深く確認しましょう。自然な色のグラデーションは問題ありませんが、まだらな色落ちや白い斑点がある場合は加工不良の可能性があります。

天然花材の品質を確認する様子

サイズと形状の安定性

プリザーブドローズは加工の過程で若干縮むことがありますが、極端に縮んだものや形が崩れたものは避けましょう。ステムの太さや長さも、アレンジメントに使う際に重要な要素です。用途に合わせて適切なサイズを選びましょう。

産地とメーカーの信頼性

プリザーブドローズの主要な生産国は、エクアドル、コロンビア、日本などです。エクアドル産のバラは大輪で華やかな花びらが特徴で、高級アレンジメントに多く使用されます。コロンビア産は色のバリエーションが豊富で、日本のメーカーは品質管理の精度が高いことで知られています。信頼できるブランドや販売店から購入することで、安定した品質を確保できます。

プリザーブドローズのお手入れ方法

プリザーブドローズを長く楽しむためには、適切なお手入れが欠かせません。以下のポイントを日常的に意識することで、美しい状態を長く維持できます。

湿度管理が最も重要

プリザーブドフラワーにとって最大の敵は湿気です。日本の気候は湿度が高いため、特に梅雨時期や夏場の管理には注意が必要です。理想的な湿度は30%から50%程度。湿度が高すぎると花びらが透明になったり、色が滲んだりする原因になります。逆に乾燥しすぎると花びらがひび割れてしまいます。

  • 除湿剤をそばに置く(特に梅雨時期)
  • エアコンの除湿機能を活用する
  • ケースに入れて飾る場合は、シリカゲルを同封する
  • 浴室やキッチンなど高湿度の場所には飾らない

直射日光を避ける

紫外線はプリザーブドフラワーの色褪せの最大の原因です。窓際に飾る場合は、レースカーテン越しの柔らかい光が入る場所を選びましょう。蛍光灯の光も長期間当たり続けると色褪せの原因になるため、できれば間接照明や暖色系のライトで照らすのが理想的です。

ホコリの除去

ホコリが溜まると見た目が損なわれるだけでなく、湿気を吸収してカビの原因にもなります。定期的に柔らかいブラシ(メイクブラシなどが最適)で優しくホコリを払いましょう。エアダスターを使う場合は、弱い風量で花から少し離れた位置から吹きかけてください。強すぎる風は花びらを傷める原因になります。

触りすぎに注意

プリザーブドフラワーは手の油分や汗が付着すると変色の原因になります。花びらに直接触れることはできるだけ避け、アレンジメントを移動させる際は花器部分を持つようにしましょう。制作時にはなるべくピンセットを使用することをおすすめします。

保管とディスプレイのコツ

プリザーブドローズをより長く楽しむための保管とディスプレイのテクニックをご紹介します。

ガラスケースやドームに入れる

ガラスケースやドーム型のカバーに入れて飾ると、ホコリや湿気から花を守ることができます。密封しすぎると湿気がこもることがあるため、時々蓋を開けて空気を入れ替えましょう。近年はLED付きのガラスドームも販売されており、幻想的な演出も楽しめます。

季節ごとのアレンジ替え

同じアレンジメントを飾り続けるのではなく、季節ごとにアレンジを変えることで、部屋の雰囲気も一新できます。使わないプリザーブドフラワーは、密閉容器にシリカゲルと一緒に入れて冷暗所に保管しておけば、次のシーズンにまた使用できます。

プリザーブドローズの活用アイデア

プリザーブドローズは単体で飾るだけでなく、さまざまなクラフトやアレンジメントに活用できます。

  • ボックスアレンジメント:箱に詰めたアレンジメントは贈り物として人気が高く、開けた瞬間の華やかさが魅力です。
  • フォトフレームアレンジ:フォトフレームにプリザーブドローズを添えることで、写真が一層華やかになります。
  • リングピロー:ウェディング用のリングピローにプリザーブドローズをあしらえば、結婚式後もインテリアとして楽しめます。
  • ハーバリウム:小さなプリザーブドローズの花びらをハーバリウムに入れると、透明感のある美しい作品になります。

まとめ

プリザーブドローズは、適切に選び、正しくお手入れすることで、何年にもわたって美しさを楽しむことができる素晴らしい素材です。品質の見極めでは花びらの質感・色の均一性・形状を確認し、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。日常のお手入れでは湿度管理と紫外線対策を心がけ、定期的にホコリを取り除くことで、長く美しい状態を保つことができます。

プリザーブドフラワーの加工技術については、ウィキペディアのプリザーブドフラワーの記事も参考になります。